1. TOP
  2. 学院ブログ
  3. 七五三の着付けに必要な小物とは?3歳・5歳・7歳ごとに解説

BLOG 学院ブログ

2023.11.10

七五三の着付けに必要な小物とは?3歳・5歳・7歳ごとに解説

11月15日は七五三。七五三は古くからの風習である三歳の「髪置き(かみおき)」(髪を伸ばし始める)、
五歳の「袴着(はかまぎ)」(男児が初めて袴を着ける)、
七歳の「帯解き(おびとき)」(女児がそれまでの幼児用の付けひもをやめ、大人の帯を使い始める)に由来するといわれています。

 

七五三が盛んになったのは、江戸時代ぐらいからで、五代将軍・徳川綱吉が、息子の徳松の健康を祈願したことが始まりといわれています。

 

当時は乳幼児死亡率が高く、子供を七五三の年齢まで育てるのは並大抵なことではなく、無事この日を迎えられた喜びは、今以上だったでしょう。

 

時代が変わっても、子供の成長を祝い、健やかに育つことを祈る気持ちに変わりはなく、今でもほとんどの家庭でお祝いがされています。

七五三着物 7才3才
七五三着物 五才 男の子

七歳 七五三のお着物

七歳の場合、着物は「四つ身」といわれる子供用サイズで仕立てられた着物を着ます。また、これからますます成長することを願って、あらかじめ大きいサイズで作ってあるため、お子様のサイズに合わせて肩上げ、胴上げが必須となります。

 

七歳の帯は、大人と同じように華やかな色柄の袋帯を締めます。大人の帯と同様に長い帯を胴体に巻き付け、飾り結びをします。

 

その他必要な小物一式

  • 肌襦袢
  • 裾除け
  • 刺しゅう半衿付き長襦袢
  • 足袋
  • タオル
  • 腰紐
  • 伊達締め
  • 帯揚げ
  • 帯締め
  • しごき
  • 帯板
  • 帯枕
  • 三重仮紐
  • 草履
  • 箱せこ
  • 末広(扇子)
  • びらかん
  • 髪飾り
  • ハンドバッグ

五歳 七五三のお着物

五歳の場合、着物、羽織、袴スタイルが一般的です。これからますます成長することを願って、あらかじめ大きいサイズで作ってあるため、お子様のサイズに合わせて着物、羽織は肩上げ、胴上げが必須となります。

その他必要な小物一式

  • 肌着
  • 長襦袢
  • 足袋
  • タオル
  • 腰紐
  • 雪駄
  • 角帯
  • 羽織紐
  • 懐剣
  • 守り袋
  • 末広(扇子)

三歳 七五三のお着物

三歳の場合、着物は「三つ身」といわれる子供用サイズで仕立てられた着物を着ます。お子様のサイズに合わせて肩上げ、胴上げが必須となります。

また、被布(ひふ)と呼ばれる着物の上に着る羽織を着用します。

 

その他必要な小物一式

  • 肌着
  • 刺しゅう半衿付き長襦袢
  • 足袋
  • 草履
  • 兵児帯
  • 髪飾り
  • ハンドバッグ

親は何を着るべき?

七五三で大事なのは、あくまで子供が主役であることです。

母親の服装が主役の子供よりも格が上がってはいけません。

子供の晴れ着よりも控えめな色や柄の着物を選ぶことが大事です。

 

母親にふさわしい和装とは?

訪問着

訪問着は、黒留袖や色留袖に次ぐ準礼装の着物です。年齢や結婚の有無に関係なく着用できることから、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンに対応できます。模様が胸元から袖にかけてつながったように入っているのが特徴です。

また、明るめの色調で、おめでたい古典柄が入っている訪問着がベストです。

付け下げ

控えめな柄の着物を選びたい場合は、付け下げがおすすめです。付け下げは、もともと訪問着の華やかさを抑えるために作られたので、柄も少なく落ち着き感があります。また、訪問着より格がひとつ下がり、略礼装になります。見た目も控えめでよそ行きの着物なので、七五三でも着用可能です。

色無地

色無地は、白と黒を除いた無地の着物のことです。一色で染められていて、七五三や入学式などのフォーマルなシーンで着用する格式高い着物で柄がないので、お子様の着物を引き立ててくれます。

格の高い小紋

普段着といわれる小紋や紬は七五三などの晴れの日には不向きですが、例外として、江戸小紋、中でも三役(鮫、行儀、角通し)と呼ばれる礼装向けの柄なら着ることができます。

 

典雅きもの学院は“習う”も”着付けサービス”ございます。

七五三に向けて
ご自身の訪問着の着付けを習いたい方

いつでも無料体験できます!
詳細はこちら →

着付けサービス(派遣・出張着付け)をご希望の方

詳細はこちら→

小金井校